多くの方が希望される手術だと思います。
美容外科の手術の中で、最もポピュラーなのが二重瞼の手術でしょう。
目元の印象はその人の印象を大きく変化させます。
目元は顔の印象を決める大事なパーツです。
最近流行りの「マツエク」も、女性雑誌が特集する「目力メイク」もその表れだと思います。
マツエクが流行っている理由の1つには「プチ整形」のような効果があることだと思います。
すっぴんでもアイメイクをしているような、楽さと気軽さに人気があるのでしょう。
ひとこと「目元の整形」と言いますが、手術方法はいくつもあります。
形もさまざまです。
(図)二重の種類
それでは簡単に上げてみましょう。
・埋没法(2点・4点止め)
・小切開法
・目頭切開
・眼瞼下垂
・下眼瞼切開
・上眼瞼切開(上瞼たるみ)
・クマ(下眼瞼脱脂)
・目尻切開
一般的にも知られているのは「二重手術」だと思います。
二重の手術でも「埋没法」と「切開法」の2つがあります。
果たしてどちらが良いのでしょうか??
「埋没法」は糸で留める方法。
気に入らなければ取ることが出来ます。
一方、「切開法」は皮膚を切ってしまうので、気に入らなかった時の修正は困難です。
(ただし切開法では余分な脂肪の除去も可能。瞼の厚い人でも二重になれる方法です)
では、初回の手術から切開法を選択する方法は、無謀なことなのでしょうか?
答えは:NOです。
加齢とともに瞼にもシワができます。今二重の手術を受けた人が将来、上瞼のシワやタルミを気にして再手術することもあります。その時に適用される術式は、埋没法ではないはずです。たるんだ上瞼を皮膚を切開しながら二重をつくる必要があります。
よって、将来的なことを考慮すると、初回の手術で「切開法」を選択するという判断は、決して無謀なことではないのです。
美容整形は(するならば)一生に一度にしたいと、誰もが思うはずです。
その心理によれば、二重の「切開法」を選択することは、最善のことなのかも知れません。
眉毛下切開法は、厚い上瞼を薄くしたり、二重の幅をすっきり広くする効果があります。
また一重の重い瞼を二重にすることなく、すっきり軽くすることも可能です。
上眼瞼切開法に比べると、腫れの期間が短い事、劇的に瞼を薄くする事が出来るのが特徴です。
基本の術式は、皮膚と眼輪筋の切開です。皮膚の切開のみでは効果が出にくく、また後戻りの原因にもなります。
眼輪筋を吸収糸(PDSⅡ)でしっかり引き上げる事でリフト効果が得られます。
傷跡は傾斜切開することで、従来の方法より目立ちません。
瞼が厚い方の場合、これに加えて隔膜前脂肪、眼窩脂肪の除去も加えます。
皮膚や脂肪の切除量を調整することによって、大幅に変化させたり、微妙な変化を出す事が出来ます。
<例>
上:術前(目を大きく開けた状態)
下:術後(術後1週間)
眉下の幅が狭くなっている事がお分かりになると思います。
また瞼が薄くなっている事もお分かりになると思います。
目元が軽くなったお陰で、目の開きも良くなっています。
【適している人】
眉下の幅が広い方。目と眉毛の幅が狭くなることで、顔のバランスが良くなります。