美容整形という手段

 

人が美容整形に踏み出す時とは、一体どんな思いからなのでしょう?

 

・小さい頃から顔がコンプレックスだったから?

・大好きな人にふられたから?

・就職(仕事)が決まらないから?

・自分以外の誰かになりたい?変わりたい?

・もっと綺麗になりたい?もっと整った顔になりたい?

・それとも、芸能人になりたい??

 

きっと、ここには書ききれない程の多くの理由があると思います。

それぞれの思いを胸に、人はこの扉を叩くのだと思います。

決して安易な気持ちでないことは、自身の経験を含め痛いほど分かっています。

だけれども稀に、安易な気持ちで受ける方がいるのも事実です。

そこで1つ、忠告させて頂きたいです。

 

決して安易な気持ちでは受けないで下さい。 

切ったものは元には戻せません。

 

整形手術というのは、初回の手術よりも、修正手術の方が大変です。

費用も初回の3倍はかかってしまいます。

それに、整形という手段を取らなければ我慢出来た顔も(うまく付き合えた顔も)1度整形をしてしまうと(仮にもそれが失敗した場合)我慢が出来なくなってしまいます。

後悔の念にさいなまれ、人によっては自殺しかねない現状です。

 

女性なら、今はメイクの技術でいくらでも変われます。

美容整形という手段を取らなくても、いくらで外見は変われます。

 

今自分に必要なのは外科的手術なのか

それとも、内面を含めた「美」なのか、よく考えてみてください。

 

整形したら人生が変わる。

整形したらすべてがうまくいく。

 

そう勘違いしている方もおられるかも知れませんが、実際はそうではありません。いくら容姿が変わったところで、内面(心)が変わらないことには、何も変わりません。(心の問題)

 

ただ、ネガティブだった人は整形したことにより、少し思考がポジティブになるかも知れません。今まで告白されたことのない人が、整形をしたことにより異性から好意をもたれ、告白されるかも知れません。それにより自分に自信が付き、内向的だった人は社交的になるかも知れません。そういう間接的な意味では「整形したら人生が変わる」と認識しても誤りではないのかも知れません。

 

ただし、美容整形には限界があります。

全くの別人にはなれません。面影は残ります。

普段会っている人には、その変化はあまり気付かれないかも知れません。でも暫く会ってない人には、その変化は歴然です。ただ、歳を取ったからとか、痩せたからとか、誤魔化せる要因はいくつもありますが。

 

人の記憶というのは実に曖昧です。

目があって鼻があって、人の顔を人はイメージとしてしか捉ていません。芸能人の整形が顕著に分かってしまうのは、写真や映像でしか見ていないからです。過去の写真と比較すれば一目瞭然。それは芸能人の可哀想なところかも知れません。意外と一般人の整形はバレないものです。

 

とはいっても、1番バレやすい部分は目元です。

一重の人が一週間後二重になっていたら、周囲の人は「あれ?」と思うでしょう。

 

たまに整形をしたことを他人に知られたくなくて、今までの友好関係をすべて絶ち切る人がいます。

でもよく考えてみてください。友人というのはかけがえのない宝物です。

大人になってから、学生時代のような親しい友人になれる人とは、そうそう出会えないと思います。

親はいつか自分よりも先に逝ってしまいます。その後、自分のことを気にかけてくれるのは、親しい友人しかいません。友人は大切にして欲しいと思います。

すべての人に打ち明けなくとも良いのです。数人でも、1人でも、整形したことを言える友達がいると良いです。そうすれば、術後の不安もきっと解消されるはずでしょう。