骨切りについて

 

輪郭形成術は、顔の輪郭を変化させる事はもちろんのこと、小顔効果を狙う為に必要な手術です。顔の輪郭を変化させるというと、骨を削れば良いのではないかと考えるかもしれませんが、顔の骨を削って自由自在な形に削れることはありません。

 

骨には皮質骨と海面骨という2つの要素があり、皮質骨は、ある程度自由に形態を作るこが出来ますが、海面骨はそうはいきません。また顔の骨には要所要所に神経が走行しており、削ることが出来ない場所もあります。

 

また、神様が創った自然なカーブや造形といたものは、なかなか人の手が創れるものではありません。では神様が創ったのにどうして頬骨が目立ったり、エラが張っていたり、アゴが出ていた、笑うと歯茎が見えてしまったりするのでしょう?

それは造形は悪くないのに少しばかり横に大きかったり、前に出ていたり、長かったりといったことが原因の1つになってるのです。

 

よってベストなのは、なるべく神様が創った自然な造形を生かし、位置を変化させることによりコンプレックスとなっている部分を治すことです。もちろん削る以外の方法がない部分もありますが、なるべく位置を移動させ、形態を変化させることが望ましいです。

 

削った場合には当然骨は小さくなりますが、その分皮膚は相対的に余ってしまう事になります。位置を移動させる場合には、皮膚もある程度同時に動いてくれますので、皮膚にたるみは最小限に済ますことができるのです。

ここが、削るだけと移動させる、大きな違いです。

 

ただし、高度な技術を要する為、この手術が出来る医師が少ないのが現実です。