美容整形を決意しても、
まず最初に躓くのはクリニック選びだと思います。
大学病院でも整形は出来ますが、美容目的では難しいでしょう。
それに美容整形をする時に、大学病院を選ぶ人はそうそういない気がします。
ではみなさんは、どこから美容クリニックの情報を入手するのでしょうか?
何を見て、そのクリニックに足を運ぶのでしょうか?
テレビCMですか?
名前が知られているところですか?
ネットで人気のところでしょうか?
ネットが出来る人なら、情報源は溢れるぐらいあると思います。
でも逆に情報が交錯して、何が真実なのか分からなくなるかも知れません。
特に2ちゃんねるには要注意です。偽りも多く存在します。
無名で誰でも発言できるコミュニティサイトには、注意が必要です。
錯乱し兼ねませんので気を付けて下さい。
ここで1つ、お伝えいたします。
まず、テレビCMをしているクリニックには気を付けて下さい。
理由は簡単です。
宣伝広告費にお金をかけているクリニックの目的は、質より数の場合が多いです。
みなさん、テレビCM1回15秒にいくらかかるかご存知ですか?
答えは:
「8万~15万円 × 視聴率」です。
それでは、新聞の広告一面にかかる金額はいくらだと思いますか?
答えは:
日経新聞で「5000万円」
4大紙(読売・朝日・毎日・産経)で「2~4000万円」
スポーツ・地方新聞で「数百万円」
最近のクリニックでは、テレビCMや新聞広告を取り入れているところも多くありますが、その裏をよくよく考えてみてください。
「名前が売れている=良いクリニック」ではありません!
逆に名前が1人歩きしているクリニックには、要注意です!
宣伝広告費をどこで捻出するか、もうお分かりですよね?
必要ない人にも、積極的にオペを勧めているかも知れません。
そして、数をこなさなければいけない為、1人に時間をかけていられないかも知れません。
丁寧な縫合は、難しいかも知れません。
術式も、手抜きな方法かも知れません。
扱っている薬品の質も、良くないかも知れません。
医師もたくさんいて、中にはカウンセリングをする医師と、執刀医が異なるところもあります。
怖いと思いませんか?もしそれで失敗したらどうしますか?
あなたは誰に責任を取ってもらうのでしょう?
ベストなのは、日本美容外科学会名簿に名前が載っていること。
また、美容整形の成功失敗の分かれ道は、縫合の丁寧さが大きく関係します。
よって、医師は形成外科出身であること。
出来れば、医師は院長1人。もしくは、院長がオペをするところ。
歴史があるところ。医師の経歴をきちんと載せているところ。
これに尽きます!
例えば、あなたが生命保険に加入するとした場合、どのような保険会社を選びますか?
名前の通った、古い実績のある大手企業ですか?
それとも、ネット保険などの格安プランですか?
生命保険は自動車保険と違って、1年契約のものではありません。
10年、20年、一生涯の話になります。
さて、もしあなたが加入している保険会社が倒産したら、どうしますか?
いざ使いたい時(10年先か20年先か分かりませんが)保険会社がなくなっていたら、どうしますか?困りますよね?
美容整形も、それと同じなんです。
「1回受ければそれで終わり」
そう誤解されている方もおられるかも知れませんが、実は違います。
例えば豊胸手術。
今はほとんどがシリコンを採用していますが、それでもまだ歴史が浅いものです。メーカー保証は20年とうたっていても、実際どのくらい持つかは誰も知りません。
(新商品なんて歴史が浅いものですから、将来どうなるか誰にも分からないのです)
もし体内で破裂していたとしたら、あなたはどうしますか?
もちろん、緊急オペが必要になります。
ただそうならない為にも、数年に1度は検査をするべきですが
もしあなたが受けたクリニックがなくなっていたら、どうしますか?
特に豊胸手術は、クリニックとは一生の付き合いになります。
オペの状態を知っているドクターが消えてしまっては、不安ですよね?
これは豊胸に限ったことではありません。
鼻のプロテーゼだって同じです。
サイズが合わないプロテーゼを入れていれば、数年~10年の間でずれてきます。
そのせいで、鼻先が上を向いてだんご鼻になっている人はよく見受けられます。
また、無理な形のプロテーゼを入れたことにより、鼻先の皮膚が薄くなってプロテーゼが今にも飛び出しそうな方も、よく見受けられます。
整形とは、したら終わりではないのです。
その後のトラブル、メンテナンス、必要になる場合があります。
これは大手美容外科にもいえることです。
最近、あまりにも破格な価格のクリニックが多く見受けられますが
「安かろう=悪かろう」
これは確かです!(美容整形の料金相場はこちら)
安いのには必ず理由があります。
それは術式だったり、薬の質だったり。。
そういうクリニックはまさに「美容のコンビニ」
(そこで働く医師が言うのだから全く呆れたものです)
在籍医師が多く、店舗も日本各地にあり、医師の異動もある大手クリニック。
わざわざ都内まで行かなくて良い便利な面もありますが、その半面悪い面もあります。
もしあなたの担当医が、明日から地方に転勤になったら、あなたは今後どうしますか?
退職者も多い大手美容クリニックでは、担当のドクターがいつの間にか辞めていたという話はよく聞きます。
また、医師が多く在籍するクリニックでは、当然研修医の練習台にもさせられます。
自身のオペ中、ベテラン医師と新米医師の2人が立ち会い
指示はベテラン医師より、執刀は新米医師によって行われる場合があります。
これでは、せっかく有名なクリニックを選んでも意味がありませんよね?
院長の名前で自分はそのクリニックに行ったのに、
実際は経験の浅い医師によって行われてしまうのですから…。
そういう意味でも、歴史のあるクリニックで受けることをお勧めします。
韓国で整形なんて、もっての他です。
日本語が通じる相手でさえ上手く伝わらないニュアンスを、言葉の通じない相手にどう伝えるのでしょう?
アフターケアやメンテナンスはどうするのでしょう?
何かトラブルがあったらどうするのでしょう?
(※捕捉:韓国語が堪能という方なら問題ありませんが、そうではない方がほとんどだと思いますので念の為書かせて頂きました。私のところに寄せられる被害者の方も多いので)
クリニックとは一生の付き合いだといことを、どうか忘れないで下さい。
出来れば、片道2時間以内(近ければ近いほど良いですが)
何かあっても、当日行ける距離であることが望ましいです。