脂肪溶解注射

 

顔の脂肪には、脂肪吸引という方法が一般的ですが

その結果は決して好評なものではありません。

シコリが残ってしまったなど、悩まれている方は多いです。

私も25歳の時に受けましたけど、やはり満足のいくものではありませんでした。

 

（※顔の脂肪吸引は、取り過ぎてしまった時は大変です。若い時は気になる顔の脂肪も、歳を取れば脂肪がないコケた顔は老けて見える原因になります。そうなってから今度は脂肪を注入したいと思っても、脂肪注入の定着には個人差があり、ほとんどが定着せずに吸収されてしまうのが現状です。これには１回では難しく何度も行わなければなりません）

 

 

そこで開発されたのが脂肪溶解注射。

 

１本の注射で（とはいっても顔中に何針も刺しますけど）

脂肪を溶かし、尿と一緒に体外に排出する薬です。

 

最大のメリットは、体内に”異物”として残らない点です。

極端な話、たとえ効果がなかったとしても、体に悪影響を及ぼすことはありません。

 

ちなみに、溶けて排出された脂肪は、再び増えるということはありません。

人間の脂肪細胞の数は、幼少期の時期でほぼ決まってしまうとされています。

３歳までに太っていた人は、脂肪を蓄える脂肪細胞の数が多い人。

１つ１つの脂肪細胞が最大限に膨らめば、当然脂肪細胞の数が少ない人より太ってしまいます。

逆にいえば、幼少期に痩せていた人は、いくら食べても脂肪細胞の数が少ないので、脂肪細胞の数の多い人よりは太らないということです。

 

この脂肪細胞の数を減らす方法は、食事療法では不可能です。

唯一、脂肪吸引という外科的手術により、取り除くことが出来ます。

脂肪溶解注射もまた、それと同じ効果があるものになります。

 

効果が出るのは１ヵ月～３ヵ月後。

ただし、注入後の腫れは１週間～１０日間続くので、マスクは必須となると思います。

（この腫れには個人差がありますが、風船のように顔が腫れます）

また内出血する方もいます。

ボトックスのように、何度も打ち続けなければならないわけではありませんが、もっともっとと「欲」で打つ方はいます。

 

脂肪溶解注射の価格相場は：３万円～５万円（１回）

顔の脂肪吸引の価格は：３０万円～

 

高額な脂肪吸引で期待していた結果が得られないのであれば、まずは体に害のない脂肪溶解注射を受けてみるのも１つの手だと思います。

 

また、骨切りの術後

「骨の形は良くなったけど、その上に乗っている脂肪が気になる」

と悩む方は多いです。

骨を削っても皮膚や脂肪の量は変わらないので、返って余ってしまったものたちが気になるのでしょう。そういう方にも適した方法です。